介護保険で『ケアプラント』という言葉をよく耳にすると思います。ケアプランには『居宅サービス計画』と『施設サービス計画』があり、どちらも介護を受けるために必要な計画です。利用者本人にとって、毎日の生活を楽しく意欲的に、そして快適に過ごすために適切なプランを立てます。
居宅サービス計画について
自宅で生活をしている場合、ひとりで生活ができるわけではありません。例えば、食事を作るためにヘルパーさんが自宅に来て支援をします。また近くに住む嫁や娘が食事を作ってくれます。さらに、入浴が一人でできない場合は、家族に手伝って貰ったり、デイサービスで入浴することもあるでしょう。そして、普段の生活のなかで、「どうしたいのか」「目標とすることはあるのか」「どのような毎日を送りたいのか」という前向きな気持ちで、サービスの計画を作るのです。
居宅サービス計画書は『自宅で生活されている人用』の介護計画なのです。
施設サービス計画について
特別養護老人ホーム等に入所するようになっても、その方の可能性や意欲に視点を向けて、ケアプランを作成していきます。「施設でどのような生活を送りたいか」「自分でできる役割のようなことはあるか」「他人のためになるようなことはあるか」等居宅サービス計画と同じように、自分の目標や目的を実現させるためにサービスの計画書を作成します。
ケアプランの作成から実施まで
ケアプランは介護支援専門員(ケアマネジャー)が中心となり作成していきます。しかし、一番大切なのは、本人や家族の気持ちです。最初の段階で介護支援専門員が元となる計画を作成します。それに対して、本人や家族なりの意見を伝え、改善・修正が行なわれ、最終的に決定していきます。介護支援専門員が一人で勝手にケアプランを作ることはありません。本人や家族以外にも、他の職種や他の事業所との相談をして、完成させていきます。
そして、実施されますが、計画通り実行されているか、随時見直しが行なわれ軌道修正されながら進めていくのです。
ケアプラン作成の要はケアマネジャー
居宅サービスでも在宅サービスでも同じですが、ケアプラン作成の要になるのはケアマネジャーさんです。ケアマネジャーさんは大変難しい試験に合格した人で、介護保険制度についても詳しく理解しています。本人やその家族の希望等を聞き入れ、それを反映したプランを提案してくれます。提案してくれるのは『カンファレンス』や『サービス担当者会議』と呼ばれるところです。ここで各職種等が集まり、さらに専門的な意見を元に最終的なケアプランを完成させていくのです。
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介護を受ける為のケアプランについて解説 by 真っ赤なトマト(CW)
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